一年に一度、素の自分に戻る日があってもいい。
お酒を飲む人も、飲まない人も、飲めない人も。酔いという鎧を脱いで、澄んだ頭とまっすぐな心で夜を過ごす——SHIRAFUは、そんな一日を「シラフの日」と名づけ、4月6日に定めました。
なぜ4月6日なのか
「4」と「6」で「し・ろ」——白と読みます。白は何かに染まった色ではなく、何も混じっていない素の色です。お酒を飲んだ・飲まなかったという結果ではなく、素のままの自分に戻るという状態そのものに、この一日の名前を重ねました。
4月は、新年度や新生活が始まり、暮らしのリズムを仕切り直す人が多い季節でもあります。付き合いの席が増え始めるタイミングだからこそ、その手前で一度、自分とお酒の距離を静かに見つめ直す日があってもいいはずです。今年一年をどう飲み、あるいはどう飲まずに過ごすか。その最初の一歩を、4月6日に置きました。
大切なのは、「シラフの日」を我慢や制限の日として捉えないことです。この日に何かを禁じられるわけではありません。「今夜は、素のままで過ごしてみよう」という、その日限りの前向きな選択として受け取ってもらえたらと考えています。
制定に込めた想い
月は満ちて、欠けて、また満ちていきます。SHIRAFUは、お酒との付き合い方もそれと同じように、一直線ではなく移ろっていいものだと考えています。ある夜はしっかり飲み、ある夜はまったく飲まない。その揺らぎ自体を否定しない、というのがSHIRAFUの一貫した立場です。
だからこそ「シラフの日」は、誰かに断酒や卒酒を強いる日ではありません。飲む自由も、飲まない自由も、どちらも等しく尊重したうえで——一年に一度だけ、酔いを脱いで素の自分にそっと還ってみる。そのための日として定めました。飲む人にとっては、いつもの一杯を一度手放してみる日に。すでに飲まない選択をしている人にとっては、その選択を静かに祝う日になればと考えています。
制定にあたって、どこかの団体に登録したり、公式な記念日として認定を受けたりはしていません。SHIRAFUというメディアが、自分たちの言葉で「こういう日があったらいい」と名づけ、公にしているだけの一日です。それでも、名前と意味を持った一日があることで、日々の中でふとお酒との距離を意識するきっかけになればと思っています。
満月の夜は「シラフの夜」
一年に一度の「シラフの日」に加えて、SHIRAFUは毎月訪れる満月の夜を「シラフの夜」と呼んでいます。年に一度では間隔が空きすぎる、という方のために、もう少し身近な頻度で素面に戻る機会を作りたいと考えたためです。
満月の夜は、素面のまま夜空を見上げてみる。それだけのシンプルな提案ですが、月の満ち欠けという目に見えるリズムがあることで、「今夜はシラフで過ごす日」だと思い出しやすくなります。
この発想は、SHIRAFUのシラフタイプ診断とも響き合っています。月の満ち欠けになぞらえて自分の飲み方の傾向を診断するこの企画も、「一直線に断つ」のではなく「満ち欠けのように付き合い方が移ろっていい」という同じ考え方から生まれました。満月の夜にふと自分の傾向を振り返ってみるのも、シラフの夜の過ごし方のひとつです。
シラフの日の過ごし方
「シラフの日」に何をすべきか、決まった正解はありません。ここでは、SHIRAFUがこれまでまとめてきた記事の中から、素のままの一日を過ごすためのヒントをいくつか紹介します。
- 素のままで乾杯する——いつもの一杯をノンアルコールに置き換えるところから始めてみる。選び方は大人のノンアル完全ガイドにまとめています
- 自分の傾向を知る——お酒とどう付き合っているかを客観的に見てみたい方は、シラフタイプ診断で自分のタイプを確認してみてください
- 自分の体質と選択を見つめる——「飲める・飲めない」という体質と「飲む・飲まない」という選択は、実は別の軸です。お酒との4つの向き合い方で整理しています
- 飲まない夜を回復にあてる——せっかくの素面の夜を、心と体を整える時間にしてみる。過ごし方は飲まない夜のリカバリー完全ガイドで紹介しています
SHIRAFU全体をどこから読み始めればいいか迷う方は、SHIRAFUの歩き方もあわせてご覧ください。SHIRAFUというメディア自体について知りたい方はSHIRAFUとはもあわせてご覧ください。
免責事項
「シラフの日」および「シラフの夜」は、SHIRAFUが独自に提唱している呼び名であり、公的機関や関連団体による認定を受けたものではありません。本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な助言や診断を目的としたものではありません。飲酒量のコントロールが難しいと感じる場合や、離脱症状(手の震え・発汗・不眠など)がある場合は、自己判断で進めず、保健所・精神保健福祉センター・依存症専門医療機関・減酒外来などの専門機関にご相談ください。
酔わない夜を最高の宵に。